・話がかみ合わないことが多い
・『何が言いたいの?』と言われる
それは論理性が低いからかもしれません。
そこで、あなたの論理性が低い理由と、論理性を鍛える方法を紹介します。
・そもそも日本人は論理性が低い
・なぜなら論理性が必要なかったから
・なぜなら論理がなくても会話が成り立つから
・なぜなら環境や文化、習慣が同じ人ばかりだから
・なぜなら日本は島国だから
人種的に仕方ないことなので諦めてもいいのですが、グローバル化した今は対策しておいた方がいいですね。
・なぜ?本当に?の習慣化
・英語脳で考えてから話す癖
・マインドマップを作成して頭を整理
論理性を鍛える方法といっても簡単なことなので、記事内で解説していきます。
誤解がないようにはじめにお伝えしますが、論理性を高めても相手を説得することはできません。
論理性は、“論破”のためではなく“理解”のために重要なものなのです。
コミュニケーションをとるためにはお互いに“理解”が必要ですよね。
論理性を高めることで、相手を理解し、相手に理解してもらう、ことがよりスムーズになるのです。
目次
日本人の論理性が低い理由

日本人はそもそも論理性が低い人種です。
一方で欧米の方は論理的な考え方が得意だと言われます。
その違いは、必要性があるかないかです。
陸続きの国では様々の文化の人が同じ場所で生活しています。
そのため、育った環境や文化、宗教、習慣などの前提を理解した上で、筋の通った話をしないと、会話が通じませんし、誤解やトラブルの元になります。
それに比べて日本では、良くも悪くも感覚的に会話が成り立ってしまいます。
・空気を読む
・暗黙の了解
・阿吽(あうん)の呼吸
論理性が低いのは日本という立地の影響もあるのです。
日本人は論理性が低い【事実】
日本人の論理性が低いというのは、体感的にわかる方もいると思いますが、実際の調査でもそのような結果はいくつもあります。
これは事実として受け入れるしかないですね。
日本教育心理学会の日常生活における論理性に対する価値観の日米比較など
日本人の論理性が低い理由【必要なかったから】
日本人は論理性が必要なかった、というのは言い過ぎかもしれませんが、実際ほぼそんな感じです。
島国の日本では、環境や文化、宗教、習慣が近い人しかいないので、会話に使う言葉は最低限で済んでしまうのです。
空気を読む、暗黙の了解や阿吽(あうん)の呼吸はそういうことです。当然欧米の方には通用しないことが多いので要注意です。
そして、言語にもその違いが出ていると思いませんか?
英語は、比較的5W1Hがしっかりしていて、主語述語も絶対に必要ですが、日本語はなーんとなくですよね?
『例の件、よろしくね!なる早で!』なんて言われたことありませんか?
どの件?何を?いつまで?なんで急ぎなの?が省略される悪しき文化です。。。
論理性は地域や世代でも差がある?
日本の中でも論理性のレベルには差があると考えています。
・世界>>日本
・都会>>田舎
・若者>>年配
当然、全員が当てはまるとは言いませんが、総じて傾向はあります。
欧米と日本の違いは説明した通りですが、都会と田舎、若者と年配の間にも差がある、というのが僕の考えです。
まず、都会と田舎はわかりやすいと思います。
都会では、いろんな地域の出身者が集まるため、環境や習慣が違う人とのコミュニケーションを必要としているからです。一方で、地方ではその地域特有の習慣や村意識などから、いわゆる暗黙の了解が蔓延ってしまい、論理性は何の役にも立たない場面が多いのです。
また、年配の方は経験が豊富な分、論理的というよりは経験則的に物事を考える傾向がありますので、『昔からこの方法でうまくいっている』みたいな現状維持じじぃはいますね。ですので、意外にも若い人の方が論理性が高いことが多いです。(僕の周りだけかもしれませんが)
論理性を鍛える3ステップ

では、論理性を鍛える方法を3ステップで紹介していきます。
論理性を鍛える、とはいってもとても簡単なことなので、意識して日常に取り入れていってみてください。
論理性を鍛える3ステップ【なぜ?本当に?】

論理性を鍛えるステップ1は、とてもシンプルですが効果抜群です。
なぜ?本当に?を常に意識してください。
なんでも信じてしまっていませんか?
それは、”なぜ?”不足
ウィルス感染。なぜ?
ウィルスが粘膜に付着するから。なぜ?
ウィルスがついた手で目や鼻をこするから。
だから、手を洗おう!
みんなが言っているだけで信じていませんか?
それは、”本当に?”不足
ウィルス感染予防のためにマスクしよう。本当に?
ウィルスは市販のマスクを通過するから無意味。本当に?
感染予防にはならないが、感染拡大には効果がある。
だから、自分が感染している可能性を考えてマスクをしよう!
論理性を鍛える3ステップ【英語脳】

論理性を鍛えるステップ2としてオススメなのが、英語脳で考えることです
その理由は、主語述語や5W1Hの意識が身につくからです。
例えば、上司に『例の件、よろしく!』と頼まれたことはありませんか?
いつ?どこで?誰が?何を?なぜ?どんな風に?ってなりますよね。
英語脳で考えれば、主語述語がしっかりしているので、少なくとも誰が?何を?は絶対に入ります。
ひとつの文章、ひとつの会話から論理性を高める練習になるので、英語脳で考えてから話すようにしてみてください。もちろん英語の勉強にもなるので一石二鳥です!
論理性を鍛える3ステップ【マインドマップでアウトプット】

論理性を鍛えるステップ3は、マインドマップを作ることです。
マインドマップによって、アウトプットしたいことを整理することができるからです。
・言いたいことをイメージで見得る化
・過不足、矛盾がないかわかりやすい
・ごちゃごちゃにインプットされている情報を整理できる
アウトプットするための情報を目で見て整理ができることが一番のメリットです。
高校生を対象にした実験で、マインドマップの作成が論理性の向上につながったという研究結果もあります。
マインドマップを作るもう一つのメリットがあります。マインドマップをそのまま見せたり、プレゼン資料に使ったりすることができて便利です。
論理性を鍛える3ステップのまとめ

論理性を鍛える3ステップを解説してきましたが、どれも簡単なことです。
ちょっとした意識で論理性は身についていきます。
日々の積み重ねで、『何が言いたいの?』と言わせないようになりましょう!
でも当然、一朝一夕には達成できないので、コツコツ頑張っていきましょう!
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