睡眠で疲労回復できるのはなぜ?ホント?

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睡眠で疲労回復できるのはなぜ?

睡眠で疲労回復ができるのはなぜでしょうか?

そもそもホントなんでしょうか?

はじめに結論から。

  • 疲労回復の最善策は睡眠


なぜ疲労回復の最善策は睡眠だと断言できるのでしょうか?

のちほどひとつずつ詳しく説明しますが、とりあえず全体感をつかみましょう。

まず、

  • 疲労とは脳で感じる疲労感


極端な言い方をすると、思い込みなんです。

そして、脳が疲労感を感じるのはなぜでしょう?

疲労感を感じる理由

細胞の活動が低下するから

細胞がエネルギーを作る効率が下がってしまうと、脳は”体を休ませなきゃ”と考えるんですね。

これが疲労感です。

細胞のエネルギー生成効率が下がってしまうのは、細胞が傷ついてしまったからです。

そうなると、疲労感を減らす方法はカンタン。

疲労感を減らすには

細胞の傷を修復してあげる

細胞を修復するときに重要なものがあるんですが知ってますか?

ちょっと意外と思われるかもしれませんが、

重要ポイント!

細胞修復のカギは成長ホルモン

成長ホルモンは成長期の子どもだけじゃなくて、大人でも老人でもちゃんと出てます。

そして、成長ホルモンの特徴がさらに重要なんですが、

成長ホルモンは、

睡眠中に一番多く分泌される

これで、全部つながりましたね?

  • 疲労回復の最善策は睡眠


===

さらっと全体像を説明したので、だいたいの話がわかればいいや~という方はここまででOK。

ここからは、ちょっとだけ深堀して、ひとつずつを詳しく考えていきます。

疲労とは?

日本疲労学会によると、

疲労とは過度の肉体的及び精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う体の活動能力の減退状態である

ちょっとむずかしいので、僕なりに解釈してみます。

僕なりの解釈

仕事・運動・ストレスにより、脳から警告がでるほどパフォーマンスが低下する状態

逆に言うと、脳が警告を出してパフォーマンスを低下させている、とも言えると思います。

ここでは、疲労を肉体的疲労と精神的疲労の二つにわけて、もう少し深堀しておきます。

それぞれの原因をしっかり理解しておくことで、対策の効果も大きくなりますからね。

肉体的疲労

肉体的な疲労の原因は何だと思いますか?

  • 誤解:乳酸
  • 正解:活性酸素


疲労物質として考えられてきた乳酸は、むしろ疲れたときに細胞の栄養源として作られる、ということがわかってきています。

今では、疲労の原因は活性酸素だ、という説が有力です。

では、活性酸素はどこから、なぜ出てくるのでしょう?

当たり前ですが、

体を動かすにはエネルギーが必要

当たり前ですよね。

このエネルギーはもちろん体の中で作っています。

エナジードリンクで補給するものではありませんww

ではどうやってエネルギーを作るのか?

エネルギー生成のメカニズム

体の中の細胞が、

酸素を燃やして、

エネルギーを生成する

このときに燃やした酸素から活性酸素が出てきます。

活性酸素がどうやって疲労につながるんでしょうか。

重要ポイント!

活性酸素が細胞を傷つける

細胞が傷つくとどうなるでしょう?

筋肉痛を想像してもらうとわかりやすいですが、力を発揮できなくなります。

細胞が力を発揮できないということは、

細胞が傷つくと

細胞のエネルギー生成効率が下がる

こうなると脳が、『アレ?思った通りに体が動かない』と思って異常だと判断します。

この『異常だよ』という警告が疲れの正体です。

つまり、

  • 疲労=脳が感じる疲労感


疲れると、動きたくなくなるし、ほとんど動けないですよね?

つまり、疲れは回復タイム、体を守るための防御反応なんです。

この回復タイムに最適なのが睡眠なんですが、それは後半でしっかり深堀りします。

精神的疲労

次に精神的疲労について。

細胞は皮膚細胞とか筋肉細胞だけじゃありません。

  • 神経も神経細胞でできている


この神経細胞がエネルギーを生成しながら働くことで、自律神経系が正しく働いてくれるんですね。

しかし、強いストレスを長い間感じたりして、神経細胞を使いすぎるとどうなるでしょう。

強いストレスによって、

活性酸素が増える

神経細胞が傷つく

神経細胞の効率が悪くなる

肉体的な疲労のときと同じで、神経細胞が傷つくと脳が異常だと判断します。

神経細胞に疲れという警告を出します。

そうしたら神経細胞がうまく働かないので、自律神経が乱れてしまいます。

重要ポイント!

自律神経の乱れ≒精神的疲労

やる気さえ出れば問題ないんだけど、やる気が出ない、というあの感覚です。

疲労は肉体的な疲労だけじゃなく、精神的な疲労(自律神経の乱れ)もあるってことを理解しておきましょう。

そして、精神的な疲労も結局のところは細胞が傷つくことが原因です。

疲労はなぜ回復できるの?

疲れのメカニズムは細胞のダメージだってことがわかりました。

となれば、

  • 細胞の修復=疲労回復


もちろん細胞は修復できます。

キーワードは2つ。

細胞修復のキーワード

✔新陳代謝

✔成長ホルモン

順番に確認していきます。

新陳代謝

細胞は傷ついても、修復できます。

  • 細胞の修復=新陳代謝


筋トレなんかはまさにコレ。

筋肉をいじめて筋肉細胞を傷つけて、修復するときの超回復でマッチョになるわけで。

つまり新陳代謝を促せば、細胞の修復の効率が上がるので、疲労も回復しやすくなるってメカニズムです。

成長ホルモン

では、新陳代謝を促すにはどうすればよいか。

新陳代謝を促す物質が、

成長ホルモン

成長ホルモンは、子どもだけじゃなくておじいちゃんおばあちゃんでもちゃんと出てます。

筋肉や皮膚はもちろん、神経新生といって脳も成長し続けます。

つまり、成長ホルモンをしっかり分泌させられれば、皮膚も筋肉も神経も脳までも、体中バッチリ回復させられます。

====

ようやくここからが本題です。

順を追って考えたい派なので、長くてすみません。

疲労回復の効率が良いのが睡眠

ここまでをおさらいしましょう。

ちょっとおさらい

疲労の原因は細胞のダメージ

細胞のダメージは修復できる

細胞修復のカギは成長ホルモン

そうなると成長ホルモンをたくさん出したいですよね?

中年にさしかかったおじさんには切実な願いです。

成長ホルモンは一番多く分泌されるのはいつでしょうか?

  • 深いノンレム睡眠中


1日の分泌量の大半が、深いノンレム睡眠中に分泌されることがわかっています。

ようやく結論まできました。

  • 疲労回復の最善策は睡眠


ただ、睡眠は疲労回復の最善策ですが、ただ寝ればいいわけではありません。

成長ホルモンの分泌が最大になる深いノンレム睡眠を増やす必要があります。

つまり最終結論としては、

  • 疲労回復の最善策は睡眠
  • 睡眠の質はさらに重要


ぜひ睡眠の質、特に深いノンレム睡眠時間を増やして疲労感を減らしましょう。

深いノンレム睡眠を増やすための方法は、僕が実際に試して効果があったものをこちらで紹介していますので参考にしてください。

【まとめ】疲労は睡眠以外では回復できない

  • 睡眠でしか疲労回復できない


というとちょっと言い過ぎかもしれませんが、睡眠が一番効率が良く疲労回復できるのは事実です。

最後に、疲労回復の最善策が睡眠だ、という根拠をひとつ。

  • 過労死するのは人間の大人だけ


考えたことないかもしれませんが、子どもや動物に過労死はありません。

理由はカンタン。

子どもや動物が過労死しないのは、

動物は一定時間活動したら寝る

赤ちゃんや子どもも疲れたら寝る

疲労感(脳からの警告)が出たら睡眠で休息をとるのが自然です。

こう考えると当たり前ですが、意外と睡眠を犠牲にして頑張っちゃってないですか?

疲れがとれない、いつも疲労感がある、という方は睡眠を改善してみると解決するかもしれませんよ。

その前に今のあなたの睡眠を分析することも大切です。

分析方法はこちらを参考にしてください。

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