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今回は、睡眠の質のカギとされる寝つきについてです。
さっそくですが、結論を先に言います。
- 寝つきは良い方がいい
- 睡眠の質にはさほど影響ない
- 寝つきは悪くても気にしなくてもいい
個人的な意見ではありますが、根拠はあるので、その辺を紹介していきます。
まず、この記事を読んでほしい人と読んでほしくない人がいます。
❌寝つきが悪くて日常生活に困っている
→ 専門家に診てもらってください
✅寝つき悪いから睡眠の質が悪い
→ 勘違いかも?是非読んでください!
睡眠の質を向上させたいから寝つきを良くしたい!って勘違いしている人が対象です。
どうですか?
勘違いしてましたか?
寝つきって何?
寝つきの良し悪しの定義
寝つきを気にしなくていい理由
目次
寝つきとは?
改めて、寝つきとは何でしょうか?
言葉の意味、定義から順番に確認していきます。
寝つきとは?意味
寝つきとは何か、意味を確認します。
眠りに入ること
入眠潜時ともいう
意味自体は思った通りですが、調べて分かったことがもうひとつ。
僕は完全に間違って使ってました。
❌寝つきが良い・悪い
✅寝つきが早い・遅い
正直どっちでもいいですww
寝つきとは?定義
寝つきの意味は言葉通りでしたが、具体的にどうなったら眠りに入ったというのでしょう?
一番わかりやすいのは、脳波です。
脳波にθ波が混ざってきたら
脳波については、かなり長くなってしまうので、詳しく知りたい方は睡眠時の脳波はどうなってる?で確認してください。
寝つきとは?英語
ちなみに英語では何て言うのでしょうか?
- ”Sleep onset latency”
別に知らなくてもいいですが、海外の論文とか読むときに必要です。
論文は科学的に正しいものが多いので、根拠を調べるときにはネット情報よりちゃんと論文とか読んだ方が確実です。
そして、論文の数は日本語より英語の方が圧倒的に多いです。
寝つきが悪い、の定義とは?
寝つきが悪い、とか言いますが、実際どのくらいからが寝つきが悪いのでしょうか?
寝つきが悪い基準は?
まず、寝つきが悪いとは何分くらいからが悪いのでしょうか?
- 30分以上寝られない
一般的には、布団に入って30分以上眠れない状態は、寝つきが悪いと分類するようです。
田辺三菱製薬のSuimin.netにも書かれていますが、どこを調べてもだいたいこんなもんです。
ただ、30分ってかなり長いですよね。
日常生活に支障があるか?
寝つきが悪いの定義はだいたい30分ですが。
もっとわかりやすい指標があります。
- 日中困るレベルかどうか
要は、困るほどじゃなければ寝つきの悪さは気にしなくてOKです。
日中眠くてしかたがない
寝つけないことがストレスになる
厚生労働省の『健康づくりのための睡眠指針』でも”日中の眠気で困らない程度の睡眠を”って書かれています。
困っていないなら、逆に過度に気にすること自体がストレスになっちゃいますからね。
という心配性なあなたは、このまま読み進めてください。
寝つきは気にしなくていい
繰り返しますが、基本的には寝つきが悪くてもそんなに気にする必要はありません。
理由を3つ紹介します。
そもそも論
平均的かも
思い込みかも
それぞれ順番に理由をみていきます。
睡眠の質は寝てからが重要
何度も繰り返してごめんなさい。
そもそも寝つきが悪くて、本当に困っているなら、すぐに専門家に診てもらってください。
『睡眠の質を上げたい、そのために寝つきを良くしたい』そんな風に勘違いしてる人向けの記事なので。
で、本題ですが。
- 睡眠の質は寝てからの問題
睡眠の質に影響するメインは熟睡できたかどうか?であって、眠ってからの問題です。
寝ている間の質を上げたいなら、寝つきを良くするより熟睡にフォーカスした方が効果的です。
ここは僕の実証結果もあるので、別途まとめてます。
そもそもすぐ寝ついてない
何分くらい寝つけないと『あー寝つけないなぁ』って思いますか?
健康で、かつ不眠に悩んでいない人の参考値があるのでご紹介。
健常若年成人:0〜25分
健常高齢者:1〜28分
あくまで平均というか目安ですが、意外と長いですよね?
ひとまず、これくらいは普通だよってことを知っておいてください。
実は寝つき悪くない
ちなみに、あなたが布団に入ってから眠るまで何分かかってるか知ってますか?
たぶん、ほとんどの人に当てはまることを言います。
- 思ってるよりは早く寝てる
ここは僕の経験から。
なかなか寝つけなかったなぁ、という日の睡眠記録をみました。
感覚的には30〜40分は眠れなかった感じなんですが…
睡眠トラッカーの記録では、長くても20分で眠っていました。
つまり何が言いたいかというと、
- 自分の感覚なんてあてにならん
感覚的な時間と実際の時間は思っているより違います。
しかも、寝ようとしてるのに寝れなかったら、そりゃ長く感じますよね…
睡眠トラッカーで調べると割と正確だし、何より面白いですよ。
これを機にサクッと買って睡眠分析を始めましょう!睡眠改善には必須です。
オススメの睡眠トラッカーは?選び方をメリット・デメリットで解説
寝つきは良い方がいい
寝つきの良し悪しはそんなに気にしなくてもいいですよ、とは言いましたが。
- 寝つきは良い方がいい
気にしすぎはよくないけど、寝つきが良いに越したことはないですよねって話をします。
理由は2つあります。
睡眠時間が増えるから
幸福度に影響するかもしれないから
睡眠時間が増えるから
それはそうですよね。
寝つきがよければ、それだけ睡眠時間は長くなって、熟睡できる確率も高くなるので。
幸福度に影響する?から
寝つきが良いと幸せになれる?わけではないですが、面白い論文があったのでご紹介します。
- 幸せな人は寝つきが良い
主観的な幸福度が高い人ほど入眠潜時が短い、という研究結果です。
ちょっと表現がむずかしいのでカンタンに言うと『幸せな人ほど寝つきが良い』ですね。
だからといって、寝つきが良いから幸せになるとは限りませんが、どうせなら寝つきが良い方がよさそうだな、と思ったので紹介しました。
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というわけで『寝つきの良し悪しは過度に気にしなくてもいいけど、良いに越したことはない』という当たり前の話でした。
やっぱりそうなりますよね?
ちょっと長くなってきちゃったので、一旦ここでまとめます。
寝つきが悪い原因と対策については、別の記事を準備中なのでお待ちください。
まとめ
というわけで、一旦ここまでをまとめます。
布団に入ってから眠るまで、のこと
具体的には脳波にΘ波が出てきたら
一般的に30分以上だと寝つき悪い
ってところです。
ですが、寝つきの良し悪しは気にしなくていいです。
睡眠の質への影響は少なめ
平均でも25分値つけていない
思ってるよりも早く寝ついてる
基本的には気にしなくていいです。
とはいえ、なんでもそうですが、良いに越したことはないです。
それは、寝つきが良いといいこともあるからです。
睡眠時間が増える
幸福度にも影響するかも
そうなると気になるのが、原因と対策です。
寝つきが悪くなる原因と寝つきが良くなる方法については、別の記事を書きました。