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まず結論から。
- 寝る前のコーヒーでは熟睡できない
はい、熟睡できません。
これは断言します。
インターネットで調べると、
- 寝る前コーヒーで熟睡できる
- 寝る前コーヒーは睡眠のジャマ
まったく逆の情報があって、どっちが正しいかわからない。。。
ということで本記事では、寝る前のコーヒーで熟睡できるのか?できないのか?検証、解説します。
実はどちらの見解も、科学的根拠はあるんです。
でも、、、
その科学的根拠は、”睡眠に良い影響がある”という根拠ではありません。
むしろ前提を無視した”こじつけ”なんです。
目次
寝る前のコーヒーで熟睡はできません!
まずは、寝る前のコーヒーが熟睡のジャマをする派の見解を確認しておきましょう。
あなたもご存知の通り、寝る前のコーヒーで熟睡できない理由はシンプル。
- ✔カフェインの覚醒作用
Wikipediaで『カフェイン』と調べてみてください。
カフェインは、アデノシン受容体に拮抗することによって覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用を示す。
たくさんの論文が出ているので事実。
カフェインがたっぷり入ったコーヒーを寝る前に飲んで、熟睡できるわけないですよね。
参考までにいくつか論文のリンク貼っておきます。
お医者さんに聞いてもほとんどのお医者さんが、”カフェインは睡眠に悪影響を及ぼす”と言っています。(情報ソース)。
つまり、
- 寝る前コーヒーは熟睡の敵
これが大前提。
では、寝る前のコーヒーで熟睡できる!説のウラをとっていきます。
寝る前のコーヒーで熟睡説のウソ
寝る前のコーヒーで熟睡できる!派の見解を整理しておきます。
一般的に言われている効果は、こんな感じ。
- ✔脳のリラックス効果
- ✔血行を促進させる効果
- ✔筋肉疲労を和らげる効果
なんだかしっかりと熟睡できそうな効果がズラリ。
信じるか信じないかはあなたの自由なのですが、、、
信じてしまうと確実に損をするので、熟睡したいならちゃんと理解してほしいのです。
では、それぞれホントかどうかみていきましょう。
寝る前のコーヒーで熟睡説のウソ①リラックス効果
コーヒーの香りに含まれる成分は、脳をリラックスさせます。
- コーヒーで脳をリラックス
- これは事実!
ちゃんと論文も発表されています。
ネット上では、ピラジンが効くみたいに書かれていますが、ピラジンなどのコーヒーの香り成分(たくさんある)が効いています。
ですが!
注目してほしいのはそこじゃなくて、
- ✔香り成分にリラックス効果
つまり”飲む”必要はない!ってこと。
カフェインの覚醒作用のリスクをとってまで、香りのリラックス効果をとるバカはいませんよね?
あなたならどうしますか?
寝る前のコーヒーで熟睡説のウソ②血行促進効果
カフェインは血行を促進します。
- コーヒーで血行を促進する
- これも事実!
血行を促進して、皮膚温度が上がり、深部体温が下がるので熟睡をサポートする、というロジックです。
一方で、血行は促進するけど、血圧も上がります。
深い睡眠中は血圧・心拍は下がるものなので、血圧が上がったら熟睡のジャマなのは明らかですね。
東京大学医学部附属病院の先生も、カフェインの危険性に関する論文を紹介しています。
- 血行促進が目的なら、
- コーヒーじゃなくても良くね?
カフェインの覚醒作用のリスクをとってまで、血行促進効果をとるバカはいませんよね?
あなたはどうしますか?
寝る前のコーヒーで熟睡説のウソ③筋肉疲労を和らげる
カフェインが筋肉疲労を和らげる効果はホント。
これも実際に研究で明らかになっています。
筋肉疲労への効果はこんな感じ。
- ✔筋肉が硬くなるのを防ぐ
- ✔筋肉痛を緩和してくれる
- ✔効果が1~3.5時間も続く
なんかめっちゃ良さそうな感じですよね。
でも、これぜんぶ運動後の話なんです。
熟睡とはまったく逆で、完全に別の話。
しかも、3.5時間もカフェインの効果が続く、ってとこがミソ。
つまり、
- 覚醒作用も3.5時間続くってこと
7時間睡眠だとしたら、寝ている間の半分はカフェインの覚醒作用が効いてるってことです。
カフェインの覚醒作用のリスクをとってまで、筋肉疲労の回復を優先するバカはいませんよね?
あなたはどうしますか?
熟睡のための寝る前のコーヒーの飲み方
ここまで読んでもらえば、寝る前のコーヒーが熟睡のジャマをすることは理解してくれましたよね?
じゃあ、コーヒー好きな僕たちは、どうやってコーヒーと付き合っていけばいいの?って話です。
はい、寝る前のコーヒーで睡眠をジャマしなければいいだけです。
大まかにはこんな感じ。
- ✔寝る4~6時間前までに
- ✔寝る前に飲むならデカフェ
- ✔個人差があるので確認しよう
コーヒーは寝る4~6時間前まで
寝る前のコーヒーは熟睡のジャマをしますが、ちゃんと時間をあければ大丈夫!
- 寝る4~6時間以上前ならOK
色んな論文をみても、カフェインの効果が薄まるまでに4~6時間といってるものが多いですね。
ちなみに僕の体で検証した結果は、
- 寝る4~5時間以上前ならOK
僕の体の能力は、かなり平均的みたいです。。。
【アラフォー男の睡眠実験】vsカフェイン|寝る何時間前までOK?で詳しく解説していますので、アラフォー男性のあなたはぜひチェック!
本やインターネットでは、こんな感じで色んな情報がありますよね。
午後は避けよう
夕方からは控えよう
寝る前3時間はやめよう
どれも正しくてどれも正しくないです。
その理由は、
- 個人差があるから
論文をみても、カフェインの吸収と代謝には個人差がある、とはっきり言われています。
安パイで手堅く寝る6時間前でいくか、オラオラ寝る直前まで攻めるかはお任せします。
それでも飲みたいならデカフェ
寝る前だろうがなんだろうが、どうしてもコーヒー飲みたい!
そんなあなたは、、、
中毒ですねww病院行ってください。
ではなくて、次の2点を守ってください。
- コーヒーは寝る4~6時間前まで
- それ以降はデカフェに!
デカフェとか、カフェインレスとかで調べるとたくさん出てきます。
スーパーなんかでも売ってますが、ネットでセール中に買っておけばお得に買えますよ。
楽天をよく使う人なら、5と0のつく日にまとめ買いがオススメ。
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カフェインの影響には個人差が
ここまでさんざん色々と説明してきましたが、、、
結局のところ、寝る前のコーヒーがどのくらい睡眠に影響するかは、
- わかりません!
アンタの体のことなんかわかるわけないでしょ、ってことです。
なぜなら、
- 個人差があるから
カフェインでも、アルコールでも、薬でも、効くか効かないかは人によりますよね。
だから、自分のことは自分で確認するのが一番!
ちなみに僕は、Fitbit HR Inspireというフィットネストラッカーで睡眠の状態を調べています。
前日の行動と睡眠の記録を整理して、何が?何に?何時間前から?どんなふうに?影響しているのかを分析しています。
他にも睡眠状態を測るデバイスはたくさんあります。
睡眠状態はどう測る?|オススメのデバイスも解説!を参考にして選んでみてください。
【まとめ】『寝る前のコーヒーで熟睡』説に騙されるな!
寝る前のコーヒーで熟睡できる!という意見は聞き流してください。
その理由は、
- 熟睡説にも科学的根拠はある
- でも前提が抜けている
コーヒーにはこんな効果がある
その効果は睡眠にも良い効果
だからコーヒーは睡眠に良い
という三段論法で熟睡できるってわけですが、超重要な前提を無視してるんです。
それが、
- カフェインの覚醒作用
カフェインの覚醒作用という致命的なリスクを冒してまで、寝る前にコーヒーを飲むのはバカです。
そして、これらの効果はコーヒー以外でもゲットできます。
わざわざリスクを冒さずに、他の方法を考えましょう。
他の方法については、データ整理中なので更新していきますね。
最後に、、、
寝る前のコーヒーに限らず、次の2つを意識してください。
- ”科学的根拠”でもちゃんと疑う
- 一般論が自分に当てはまると思わない
なぜなら、それっぽい”科学的根拠”を引っ張ってきて、こじつけている情報もあるからです。
騙されて損しないように、自分でも確かめてみるクセをつけましょう。
そして、もしその科学的根拠が正しかったとしても平均値だったりします。
すべてが自分に当てはまるわけじゃない、ってこともしっかり理解して情報を集めるようにしましょう。